ー ねばねばネットが好きなんだ。ー
何かのキャッチコピーっぽい導入から始まり
どうもどこからかのリンクからお越しいただきありがとうございます。
一番好きなポケモンはチルタリス、ミーヤです。
今回はポケモンSVにおけるS14で久しぶりに納得いく順位をとれたので、構築記事を書きます
記事はS9以来ですが最後までご覧いただけたら嬉しいです。
諸注意
- 本記事はレギュレーションF環境の構築記事です
- 記事内で非公式の略称を使用しています
- 基本エンジョイ勢の1ROMマンなので結果に運の偏りがあるかもです
構築経緯
Xにて構築記事の核は経緯という文言を見たので簡単に
ねばねばネットのやりたいことをさせずにやりたいことを通す感覚がとても好みなので、ねばねばネットを基本戦術に据えての構築を考えました
ネットまきとしてたびたびワナイダー→アブリボン→ハハコモリと使ってきましたが、どれも3桁以上で戦えるような構築を組むには至りませんでした
ワナイダーは遅さから上からの挑発に苦しみ、メンタルハーブで回避すると飛行テラバのカイリューに○されてしまうといった具合に。ついでにパオジアンに2度怯まされることもままありました(レギュCD辺り)
アブリボンは特性りんぷんによりタスキを盾につらら怯みを拒否できるところが偉かったですが、初手エナジーカミの挑発が大流行しており動けず、その時に結果を残した方がいましたが、スカーフ水テラス水流連打をどうやっても耐えないので安定はしませんでした
ハハコモリは水流連打は耐えますがパオジアンがきつく、裏にパオジアンやスケショカイリューの受けを用意しないといけなくうまく組めませんでした。
こんな辛酸をなめ続けて味にも慣れてきたころ、ついに打破しうるポケモンがやってきました。それがオニシズクモ
水タイプによりつららや水流連打は半減、Sは遅いも高耐久でメンタルハーブを持たせれば安定してネットをまける、虫が辛いイーユイも炎技が半減なので耐えられる
ユーザーが求めていたねばねばネットまきが出てきてくれてオニシズクモのネットまきからスタートするのが一番強いと思い、採用になりました。
オニシズクモが弱いのは超火力の弱点技、具体的には飛行テラバのカイリューやランドロス、それと電気テラバのパオジアン。さらにオニシズクモを起点にしようとするスケショカイリューなどに対抗策を練らないといけませんでした
そこで出てきたのが初登場のブリジュラスさんでした
スケショカイリューにスケショを打たせにくい特性のじきゅうりょく、飛行や電気テラバを半減で受けれる、ついでにステルスロックをまける
クッションしつつ強く動ける、なにより新要素ということで採用
その後はエースになりうる子を考える必要があり
ネットエースの要点を満たしているエースとしてトドロクツキ
ツキでは厳しいランドロスやガオガエンの威嚇に強いクリアチャームカイリュー
ガチグマやポリゴン2のような高耐久鈍足がつらかったので起点にできる瞑想ラティオス
以上の3者をメインアタッカーとして採用することにしました。
最後にチルタリスを添えて完成に至りました。
ネットエースについては記事の最後に書いております。ネットが気になる人は見てみてください
個体紹介
ブリジュラス
テラスタイプ:フェアリー
調整:H191(204)-A-B179(+100)-C145-D108(180)-S108(20)
道具:オボンのみ
特性:じきゅうりょく
技 :ボディプレス ラスターカノン ほえる ステルスロック
調整意図
HB A189パオジアンのつららおとし+せいなるつるぎをほぼ耐え(3%で落ちる)
S ネット時ミミッキュまで抜ける(最速ウーラオスと同速)
あまりD 高め意識
新解禁で性能が良かったので採用しましたが、思った以上に強かったです。
特性の持久力が強いのもそうですが、オニシズクモとの相性補完が良すぎたのが計算外でした。強い
ステルスロックをまいた後に相手を流すこともあればボディプレでなんか突破するなんてこともあり、使用率トップ10に入るのもうなずけるといった性能でした。
また遅くない速さにより環境にいるウーラオスにネット込みで上をとれたので、流した後は有利になったりと、ネットとの相性も悪くはなかったです
テラスタイプは格闘を半減にできるフェアリー。初手剣舞悪ウーラやガチグマの真空波とかにテラスを切ってました
たべのこしが余ってたらそれでもよかったかもしれない
トドロクツキ
テラスタイプ:ひこう
調整:H191(84)-A198(+164)-B105(108)-C-D122(4)-S158(148)
道具:ブーストエナジー
特性:こだいかっせい
技 :アクロバット はたきおとす みがわり りゅうのまい
調整意図
HD C182ラティオスの眼鏡流星群をテラスして確定耐え
HB カイリューのしんそくを耐えれるようなるべく高く(テラス神速が最大55%)
S 最速ランドロス抜き
A 11nでなるべく高め
メインのネットエース
攻撃がエナジー込みで高く、素早さも申し分ない速さのため採用しました
ねばねばネットを軸メリットの1つとして素早さに振りすぎない分耐久に振れるという点があるのですが、必要な速さを残してちょっと硬いのに火力があるツキになっていればいいです
ネットがあればハバタクカミもハバタクカモになるので、テラスアクロバットが止まらないということもよくありました
電磁波カミを起点にするためにみがわりを採用しましたが、いかくの回避や中間択として有用でした
普通なら倒されるパオのつぶてを耐えて勝利など、耐久に厚くしたから勝てたこともあったので、とても偉かったです
テラスタイプ:はがね
調整:H177(172)-A-B100-C181(+116)-D130-S158(220)
道具:たべのこし
特性:ふゆう
技 :ラスターパージ はどうだん めいそう みがわり
調整意図
H 16n+1
S 最速ランドロス抜き
C あまり(おくびょうC252振りに近づけたかった)
ガチグマに強めの特殊エース枠
硬い鈍足のポケモンが重たいので、ポリ2ガチグマを起点にできるみがわりめいそうになりました
最速にするメリットがあまりなかったのでネット前提の素早さ振りであまりを耐久に振りました
このおかげでエナジーCアップのハバタクカミのたたりめをみがわりが耐えることもあったので、ネット軸ならこれが強かったです
ラティアスにしなかったのは相手の誤認を誘えるのと、ラスターパージの崩し性能や火力の違いを考えて兄を採用しました
テラスは鋼。ガチグマに強くなります
テラスタイプ:じめん
調整:H191(196)-A191(+156)-B115-C-D120-S120(156)
道具:クリアチャーム
特性:マルチスケイル
技 :じしん アイススピナー りゅうのまい はねやすめ
調整意図
S +1で最速ラティオス抜き
H なんとなく16n+1
A あまり
クリアチャームはもはや珍しくなくなってきている予感
いかくあまえるやラスターパージなどを起点にできるので、これから増えることが予想されます
主流は電気テラバーストですが、テラスしなくても火力を出せる点、ガオガエンやブリジュラスを倒せる点を評価してじめんテラスで採用しました
が、電気のほうがよかった場面もありました。選択です
テラスタイプ:フェアリー
調整:H171(84)-A99(68)-B154(+220)-C-D152-S62
調整(代案) H173(236)-A97(52)-以下同じ
道具:メンタルハーブ
特性:すいほう
技 :アクアブレイク ミラーコート がむしゃら ねばねばネット
調整意図
HB A189パオの電気テラバ&鉢巻テラスかみくだく高乱数耐え(12.5%)(が18.5%に)
A CSハバタクカミがアクアブレイクで81%で倒せる(理想調整だと68%)
とくぼう目安 C特化ハバタクカミの眼鏡テラスムーンフォースが最高乱数以外耐え
またはC187カミのムーンフォース2耐え
偉すぎクモ
ネットまきとして申し分ない性能があり、今後もネット軸でいく場合はお世話になるであろうポケモンです
挑発やアンコールを一度だけ無効でき、アクアブレイクは特性の水泡でA種族値130族相当の火力も出せるかわいいやつ。
ただ数値があと少し足らないのも事実で、パオジアンの電気テラバが確定で耐えない、無振りカミを確定では倒せないとあと少し高ければと思うときもありました
今回はパオジアンはブリジュラスで切り返せるので、ハバタクカミに対して厚めの調整で育成しました。
初手クモとカミ対面はエナジーが発動したらネットから、そうじゃなければアクアブレイクから入りましょう。タスキなら挑発か電磁波されますし、眼鏡なら大体倒せます
でんじは麻痺しびれからたたりめ?しびれなければいいのです・・・
初手のランドロスはテラバしてくるかしてこないかを相手のパーティーをみて判断しましょう。ランドロス検定のお時間です
テラスタイプ:ひこう
調整:H181(244)-A-B150(+212)-C-D125-S107(52)
道具:こうかくレンズ
特性:しぜんかいふく
技 :ほのおのうず おにび ほろびのうた はねやすめ
このブリジュラスがかわいい
調整意図
S 4振り85族抜き
物理に固く
い つ も の や つ
対受け構築の型が一番チルタリスが活躍できるので、引き続きこの型で採用
道具は以前とは違っておにびとほのおのうずが多少安定するレンズにしています
うず+ほろびのうたはパルデアではチルタリスの専売特許
になってたのですが技マシンのうずしおの登場によりほかでもできるようになってしまいました
ただうず+滅び+高速再生技は未だチルタリスのみ。さらに特性のしぜんかいふくによって状態異常の耐性もあるので、受け潰しに対しては最上級の適正があると思ってます。贔屓目ですが
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございます
自身のプレイスタイルとして、いわゆるBIG6を使って勝つよりはあまり見ない戦法やポケモンでオリジナリティのある構築で対戦する方が好みなので結果が出ないときのほうが多いですが、こうしてある程度の順位を好きな戦術・ポケモンと一緒にで達成することができてよかったです
こうやって変なポケモンの構築記事が増えて、対戦の楽しみ方も一緒に増えていったら素敵だなと思ってます。
ここからはねばねばネットが気になる人に向けてつらつらと書いてあるので、構築記事としてはここまでです。
長々とした文でしたがご覧いただきありがとうございました。
ねばねばネットの性能が好きだけど記事もないしどんな構築がいいかわからない
そんな人へ1つの考え方を上げておきます
ねばねばネットのメリット
- エナジーポケモンの対抗策
- 相手の素早さラインが大きく下がる
- 素早さを多少削って耐久に回すことができる
大きく分けるとこの3つがあると考えています
まず1について
これは全人類経験したと思いますが、りゅうのまいをしたのに上からアンコールやでんじはで止められる。
なんてことがネットをまくだけで起こりにくくなります。ネットをまけば彼らも素早さは137くらいまで落ちるので、そのまま全抜きも夢ではありません。
次に2についてですが
相手の接地しているポケモンの素早さが下がるということは、環境でみるポケモンの大半の素早さが下がることになります。
ネット越しに環境のポケモンを見てみると
(あまのじゃくジャローダ)←アタッカーはいないものと考える
スカーフランドロス 235or213
ラティオス 178
スカーフイーユイ 151
スカーフウーラオス 148
これらのポケモンが速い環境です
こうみるとかなり遅くなりますよね
ランドロスは別としてラティオスくらいの速さなら中速のりゅうのまいで十分抜けるので、活躍できるポケモンの幅が大きく増えると考えることができます
なのでネットエースは最速ランドロスを抜いているか、ラティオスをりゅうのまいで抜ければ抜きエースとしてのポテンシャルを持っていると言うことができます
これらを意識して今回はランドロス抜きのトドロクツキとラティオス、舞ってラティオスを抜けるカイリューを採用しました。
最後に3ですが
これも前述した素早さラインに付随した考えです
舞ってラティオスを抜ければいいから素早さラインは120くらいで大丈夫
ラティオスを抜ける速さまで落としてあまりは耐久に振ろう
こういった考えで相手の思ったより少し硬いポケモンで対戦できます
このように考えればあなたの好きなポケモンが活躍できるかもしれないです
この記事がねばねばネットが気になるあなたの支えになれば幸いです
それではここまでご覧いただきありがとうございました。